自宅でエステサロンを開業したいという人は全国的に増えています。技術を身につけて開業すれば、外に仕事に出るよりも時間を自由に使えるため、自宅を利用したサロン経営は主婦からも人気です。ただ、このようなビジネスを成功させるにはそれなりのノウハウが必要です。今回は、自宅でエステサロンを開業するときの成功のコツをご紹介していきます。
サロンのコンセプトを明確にする
自宅エステサロンを成功させるためには、まずサロンのコンセプトを明確にしておくことが大切です。どんな人をターゲットにしているのか、また一番の売りにしている施術は何かなどを具体的に考え、コンセプトを明確にするのが成功の秘訣と言えます。例えば、スリムアップを目指す人を対象にする場合とリラックス効果を最優先する人を対象にする場合とでは、提供すべき施術が変わってきます。最初の時点でコンセプトをはっきりさせておけば、導入する設備や内装の雰囲気なども目的に合わせて選択しやすくなるでしょう。スタッフを雇い入れるときにも、メインとなる施術に強い人を採用した方が質の高いサービスを提供できます。自宅で開業するエステサロンの場合、オールマイティに何でもこなすよりもターゲットとなる顧客層がある程度絞られていて、メインの施術がはっきりしている方が成功しやすい傾向があります。
資格で知識と技術力のアピール
自宅でエステサロンを始めるにあたっては、国家資格や免許などは必ずしも必要ではありません。しかし、新規で顧客を集めることを考えると、社会的な信頼を得られるようなエステの資格は持っておいた方が良いでしょう。実際のところ、フェイシャルエステのやり方などを一通り知っていれば、素人でも比較的簡単に参入できてしまうのがエステの世界です。ですが、顧客に安心して施術を受けてもらうためにも、自分の知識や技術力の高さをアピールできる資格は取得しておいた方が有利です。コンセプトが明確になっていれば、取得すべき資格や免許もある程度絞り込まれてきます。例えば、フェイシャルのマッサージをメインにしたサロンを開業するのであれば、認定エステティシャンなどの資格が役立つでしょう。このような資格を取るときには、マッサージの仕方などを一から学ぶ必要があるため、資格取得後は相応の技術が身につきます。素人とほぼ変わらない技術力でエステサロンを始めると失敗しやすいですから、スキルアップもかねて資格や免許を取得しておくことをおすすめします。
可能な限り癒し空間を演出する
自宅で開くエステサロンは、自分の家の一室などを利用して開業できるのが魅力です。普段の生活空間をサロンとして活用することで、工事費などの初期費用が少なく済むのはメリットと言えます。ですが、利用する顧客のことを考えると、サロンの中はできるだけリラックスできる雰囲気を演出した方が居心地の良さを感じてもらえる可能性が高まります。生活空間をそのまま使用すると、どうしても生活感が出やすくなります。施術を受ける側としては、スペシャルな非日常感を味わうこともエステを受ける1つの目的になっているケースが多いため、オーナーとしても癒しの空間を作り出す工夫が必要になってくるでしょう。生活空間にベッドやソファを揃えてそのまま利用すれば確かに初期費用は抑えられますが、施術を受ける側にとっては特別感がありません。癒しを求めてエステを受けに来る人のことを考え、居心地のよい癒しの空間を演出する努力がサロンを成功させるためには大切です。
施術時の身だしなみも重要
自宅をエステサロンにする場合に、特に気を付けておきたいのが身だしなみです。実際、自宅のサロンではオーナーが友人を迎えるときのような感覚で顧客に接してしまうケースも多いです。こういったスタイルでオーナーが対応するサロンの場合、人それぞれ様々な印象を持ちます。チラシやフリーペーパーなどで宣伝を行うと、遠方からも利用者が訪れることがあります。まったく面識がない人も施術を受けに来る可能性が高いことから、オーナーとしてもそれなりの自覚が必要になるでしょう。料金を受け取ってサービスを提供する以上は、生活の延長で施術に入るのは避けたいものです。エステティシャンとして仕事場に立つという意識が必要ですから、気持ちを切り替えられるように身だしなみには気を配るのがべストです。中でも、身につける衣服は仕事中の自分の意識にも大きな影響を与えます。施術の時に着る制服のようなものを用意しておくと、施術がしやすい上に気分を切り替えやすくなります。
メリハリをつけた働き方をする
エステサロンに限らず、自宅で働く際に気を付けたいのが時間の使い方です。固定客が付くまでは無理をしてでも集客したいと考えがちですが、相手の時間帯に合わせすぎると「24時間いつでも受付が可能」という状態にもなりかねません。いつでも対応ができるのは自宅で働く1つのメリットですが、早朝や夜の受付などは少し考えた方がいいでしょう。開業して間もないころは、片付けや準備にも時間がかかることが多いため、施術をつつがなくこなすためにもある程度の時間的なゆとりが必要です。また、家族と同居している場合は他の家族の生活時間も考慮する必要があります。仕事や学校に行く家族がいる場合は、出かける前の慌ただしい時間帯を避けて予約を受け付けるのも1つのコツです。自分や家族のライフスタイルは、最初に営業時間や受付時間を決めるときにしっかりと考えておきたいポイントです。自宅のサロンで仕事をする場合、通勤する必要がなくいつでも施術が可能な状態であるからこそ、無理のないように時間を管理する必要があるでしょう。
経費や売上の管理をしっかりと
自宅でエステサロンを開くということは、1つのビジネスとして施術を行うということです。したがって、常に経費や売上を考えながら営業を行う必要が生じてきます。どんぶり勘定にならないように、しっかりとお金を管理することが大事です。売上が十分に上がらないうちは、プライベートなお金や家計でタオルなどの必要な消耗品を購入してしまいがちです。失敗をしないためにも、こういった方法で損失を埋め合わせてしまうのは避けた方がいいでしょう。最初の時点でお金の管理のノウハウをマスターしておけば、売上が増えてきたときにもスムーズに対応ができます。プライベート用のお金と事業用の資金はきちんと分けて管理しないと失敗しやすいため、経費や売上の管理はしっかりと行うことが必要です。
自宅エステサロンを成功させよう
今回紹介した成功のコツをつかんでおけば、自宅でエステサロンを開業しても失敗は防げます。自分だけでビジネスをスタートするのが不安な人は、LMSレンタルサロンが役に立ちます。LMSレンタルサロンは、サロンの開業を全面的にサポートするサービスを提供しています。例えば、低料金でサロン用のスペースを貸し出しており、必要な備品が既に設置されているため、設備費や保険料などがかかりません。また、ケア用品などの商材を必要な量のみ購入できるというメリットもあります。新規で顧客を獲得するときの集客方法もアドバイスしていますから、素人が一からサロンを開業するときに特に便利なサービスです。また、ホームページの作成も依頼が可能で、自宅サロンの魅力を最大限にアピールしたいという希望も叶えます。自宅で開業する前の腕試しとして活用するのもおすすめです。技術サポートも用意していますから、確実に技術を身につけてからの開業も可能です。エステサロンの開業を成功させたいときには、是非活用してみてください。